あるゲームボーイのソフト 僕の原点はそこにある。

こんにちは。塾長のかとうです。

生きていく上で一番、大事なものを考えていきます。それは夢中だと思います。

自分にとっての初めて何かに夢中になった経験とは五歳の頃にやったあるゲームだと思っています。ドラゴンクエストモンスターズ2というゲームです。

今と違って攻略サイトなんてありませんから、複雑な配合パターンを攻略本で調べて、どうすれば効率良く作れるかを考え抜いて、それで強いモンスターを作っていくことにハマっていました。今思えばなのですが、自分の勝ちパターンの原点だと思っています。何かを徹底的に知識を入れて、作戦を考えて、実際に行動していくこと

高校時代の塾講師の経験では、人に教えることの楽しさを知り、そのための知識と技術の土台を学びました。

大学時代のアメフト部の経験では、初めての運動部で組織での共通の目的を果たす感動、さらに今まで関わってこなかった運動部の人たちを学びました。

社会人になってからの体を鍛えた経験は、いかに健康がパフォーマンスを上げるかを知り、健康を維持する方法を学びました。

どれも、今の自分の生き方にも、働き方にも根幹となっています。

本当に活きていくものというのは、夢中になって何かに取り組んだ経験であることだと確信しています。

「サッカーもいいけど、プロのサッカー選手になれる人なんてごく僅かしかいない。偏差値を上げて大学受験に…」

ツッコみどころしかありません。サッカーをやるからにはプロにならなければならないという前提での話に聞こえます。

プロになりたくてなれなかった。だとしてもサッカーに取り組んだことは活きてくるとは思います。例えばスポーツの会社に入って商品開発だったら、自分の経験が商品のニーズの予測に結びついたり、営業でクライアントとの話のたねにもなって、価値が生み出される。無限に可能性はあるわけじゃないですか?

塾講師が言うセリフかどうかは置いておいては知識偏向のペーパーテストで問われているような内容そのものがが今後の人生に直接的に役立つことはあまりありません(もちろん頑張ったこと自体は大きな財産になります)。僕が学生時代の勉強で楽しいなと感じたことは高校生のとき塾バイトで上手く教えるために理系科目の教科書を読みこんだことは楽しかったです。入試のための勉強と捉えてしまうと偏差値を上げることしか楽しみはありませんが、自分の武器を増やすためと考えれば、いろいろな楽しむ方法があると思います。

受験合格を目指すなと言っているわけではありません。何をするにしても、ただその成否に捉われ過ぎてしまい、勉強自体にネガティブなイメージを持ってしまって熱を失っちゃうのは勿体無い気もします。ぜひ受験生のみなさんも、受験のさらに先、自分がどういう状況だったらハッピーなのかということを見据えて、たくさんのことを学んでいってほしいです。

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