タイトルは忍たまのopの「勇気100%」の歌詞ですね。懐かしい。
学校教員時代で進路面談などで、どんな進路先に行きたいの?と聞くと、「MARCH以上は」「偏差値の高いところは」と答える生徒は少なくありません。何をやりたいかではなく、どこでやりたいかが重要なのかなって。実際に学べることではなく、周りからどう見られるかというブランドを重視した進路選択です。
はっきり言って子どもたちはすごくいい子です。一生懸命育ててくれた親の期待に報いたい、とそういう気持ちを感じ取れることも多いです。
でも、僕として学校教員としては、口にはしませんが「こんな学校教育でごめんね。」と思います。僕はもっと誤解を恐れずに言うと、子ども達は「自分がやりたいからやる。自分がやりたくないからやらない」と、もっと自己中心的になるべきだと考えています。個々の教員は熱い気持ちで指導している方は多いと思いますが、学校教育というシステムは全体主義のコマ作りの側面が強いと思います。内申書、校則、通年制、集団授業、評価、、、これらの道具を使って、コントロールしているのではないかと感じることがあります。
学校で習う勉強は不要とは言いません。特に数学と国語はやりたいことを実現するための素地作りとしては最高の教材です。ただ学歴さえがあれば幸せになれる、なんて幻想です。目的がなければ無意味です。
戦後のモノづくりの時代では、効率良く言われたことをこなす力が求められたかもしれません。ただ、これからの時代は何かに夢中になって取り組んだ経験そのものだと思っています。
実際に勉強でも、前向きの気持ちになることが、1番の成績upの近道であり、成績が伸びる生徒は楽しく勉強している生徒です。
大谷選手が野球嫌いだったら、あんなに強くなりませんよね?何かを上達するためには好きになってしまうことが早いです。だから僕は勉強量で人海戦術を取るのではなく、好奇心を引き出しながら、夢中になれる数学を導くために、一対一の塾を作ったわけです。
勉強だって嫌に。大人なんて見てください。
勉強だって嫌に。大人なんて見てください。