アリとキリギリスの逆転現象

アリとキリギリスってお話がありますよね?将来のために一生懸命働くアリと、後先考えずに好きなことを満喫して今を精一杯楽しむキリギリスのお話です。キリギリスのように遊んでいたら、ロクな目に合わないよという教訓としてのイメージが強いですよね。イソップ物語が書かれてから2500年近くがたったいま、その価値観に陰りが出てきたのじゃないかって思います。

幸せとは自分がしたい事をする。僕が好きな漫画のこち亀でも両津が「人生いろいろあるからおもしろいんだよ!」とか言っていましたね。


「あるとき嵐がやってきて、アリが蓄えは全て吹っ飛んでしまいました。一方でキリギリスはいつも歌っていた歌を動画配信サイトでupしたところ、みんなが見るようになり広告収入で大金持ちになってしまったとさ」 こんなオチが現実化してきたのではないかって。

youtuberとして成功が極端な例だとしても、動画をあげるために得た動画編集技術を使って、職業として活かしている人もたくさん見てきました。ちょっと前の時代には総合力が求められましたが、通信技術も発展して、よりニッチなスキルにも価値が生まれました。

キリギリスのように生きろとは言いません。ただ多様な価値観の出現により、アリのように我慢するよりは、キリギリスのように好きなことをとことん追求した結果、それでご飯を食べていける、という時代にシフトしている気がします。そういう意味では受験勉強というものは下火になってきているのかもしれませんね。

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