オール1でも県相に受かることは出来る?

公立高校には内申が必要で、特にトップ校となれば、ほぼオール5が並んでいないと厳しい?と言われていますよね?

これは半分正解で、半分は嘘です。確かに県相の偏差値は60後半で受験者のほとんどが高い内申を持っています。内申点は選考において4割弱を占め、特に高得点の争いとなる県相では内申が低いことは致命的になるでしょう。しかしそれは合格者の9割を決める1次選考のお話であり、2次選考では一切使いません。

この2次選考というシステムは2011年に県相を受験した僕の時代にもありました。しかも当時は面接も特色検査もなく、ほんとに学力検査だけでした。理由があって学校の内申点が悪いのに学力が高い生徒への配慮のシステムと推測します。僕は内申点が平均するとオール3ぐらいの内申点でしたがこのシステムを利用して県相に合格できました。

たった1割の枠に期待?って思うかもしれませんが、意外と勝算はあります。高得点を取れる生徒はだいたい1次選考で合格します。特に高偏差値の学校になるほど内申点が高い生徒が多く、それで1次選考で落ちているわけですから得点はそこまで高くない受験生が多いです。

ただしこのシステム狙いはおすすめしません。私立の併願のレベルが著しく落ちるからです。僕は確約の私立とは別にもう一つオープン入試で私立を受けましたが、やはりリスクはあるでしょう。また令和6年度入学生の入試からは面接の代わりに3年生の[主体的に取り組む態度]が含まれるので、学力以外の要素が出てきますので注意(個人的には何のための2次選考システムなんだとは思いますが…)


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