勉強つまんないですよね?
成績を上げるための塾はともかく、学び学校ですら入試で点数が取れるようにと意識した授業になっている。「テストでマルをもらうために「正しい」と言われたものを再現できるようにする作業」これが学校の勉強の現状になっているのではないかと思っています。僕も学生の時はほとんどの科目がつまらなかったです。(社会に出てから勉強は楽しいことに気づきましたが)
中には同じ教科書を見て違う視点で見れる生徒もいます。紙に書かれたものに意味を見出し「なぜ?」「なぜ?」「なぜ?」とずば抜けた好奇心を持って取り組み、結果として成績も最上位を維持しているといった生徒もいます。
でもほとんどの生徒にとってはつまらないものだと思っています。ほんとはその分野に興味を持っても、テストで点を取ることばかり意識されてる社会においては、面白くないと判断しても不思議ではありません。元学校教員としてはそこを学校教育の課題と感じていますが、塾長の立場としては「まず点数を取らせて上げること」が僕にできる課題だと思っています。
特に理数科目で顕著なのですが、点数の二極化が起こりやすいのです。「数学わかるぜ」「数学ダメ」という二層に分かれがちです。そして「数学ダメ」という層で数学を面白いと思っている生徒はほとんど見たことありません。僕は「数学が嫌いだから、勉強しないで点数が取れない」のではなく「点数が取れないから数学が嫌いになる」という因果のほうが強く出ていると思っています。
極論になりますが、数学のことを好きにならなくてもいいと思っています。何を興味を持つかどうかは人それぞれだから。
でもまずは得意になってから「いや苦手ではないけど、あんまり面白くないな」って判断してほしいと思っています。実際に入塾して30→80点ぐらいに定期テスト取れるようになって最近数学が楽しくなってきたと言ってくれる生徒が多いです。僕からすると柔道部に入って最初の受け身の練習だけで「柔道ってつまらないな」って判断されているような気持ちなのです。