受験は課金ゲー?

経済力が大学受験の成否に大きく影響するかどうかを考えていきたいと思います。僕は大学受験のために大金を費やしても大きな差は出ないと思っています。中学受験は課金ゲーの要素は高いです。未発達な子ども達にいかに知識を詰め込むかどうか、高い。しかし大学受験では自律した生徒が勝つゲームです。生活も厳しいような貧困ではない限り、参考書やスタサプを

お金がなくても目標に向かって筆記試験ほど逆転性高いものはないと思っています。よく総合型選抜のように人間を総合的に評価すれば?という意見もありますが、それが進んだアメリカなんて入試で評価されるような起業などの経験を数百万で売るビジネスなどが横行してます。それこそ課金ゲーですよね。学力検査でも経済力の影響がゼロとは言いませんが、完全に公平な状態にするにはそれこそくじ引きで合否を決めるぐらいしかありません。

しかし残酷な話ですが、経済力格差よりも非常に大きな差を生み出す“知能”格差があります。教育費自体はそこまでの差になりません。しかし教育にお金をかけられるほどの、高収入な家庭ほど、知能が育まれやすい環境があります。お金がある→学力が伸びることに因果関係は薄かったとしても相関関係は濃いです。

幼いころから本や文明に触れてきたか、教養のあるコミュニケーションをしてきたか、習い事や旅行まで様々な刺激に触れてきたか、この辺りは収入に比例します。そうして過ごしてきた環境から生まれる知能の格差は年齢が上がるほど、広がっていきます。僕は大学受験は自律した人間が勝つゲームと述べましたが、そうした人間は幼少期に触れた教養あるコミュニケーションから生まれると思います。中高一貫校があれだけの実績を残しているのも、中高一貫校で良い教育をしているからでもなく、中学受験に向けて幼少期から訓練を積んでいるからでもありません。中学受験を勧めるような家庭では知能が育まれやすいからです。

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