夏休み以降で成績が伸ばす心構え

「志望校には行きたいです。でもなかなか勉強に乗らなくて…」という生徒に
「目標を達成するためには、どんな行動をすればいい?」と聞いてみると
「平日は学校+5時間、休日は10時間勉強する」のように返ってきます。

でも「よしそうだな」と有言実行して成績を伸ばすような生徒は、そもそも初めから悩まずに前向きに進んでいると思います。なかなかに○○時間は勉強するぞと気持ちを持っても、継続するのが難しいのは人間の真理だと思っています。僕自身も継続した努力というものが平均の1/10ぐらいしか出来ません。

ところが短い期間でガラッと雰囲気が変わる生徒もいます。彼らは○○時間勉強するぞって根性論ではなく次のような具体的な行動を起こしています。

「やらないことを決める」

例えばsnsをアンインストールしました、毎日10時までは塾に行く。とかです。

人間の気持ちの力は弱い。でも習慣の力は強い。というのが持論です。僕も去年から塾を経営していますが、組織にいた頃と違って全部1人で決めなくてはなりません。すべてのことに100%のことを注ごうとすると業務は圧倒的にパンクします。だから「やらないことを決める」をしたんです。するとこだわりたい部分でのパフォーマンスが圧倒的に変わりました。

人間って一日に使える集中力というのはコスト的な限界があると思っているんです。朝起きたら100の集中力を回復して1日かけて使っていきます。注意を払うなんて言い得て妙ですよね。払うんですから限界があるわけです。だからその集中力を無駄なところに割かなければ、自動的に回すべきところに回るという話ですね。

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