皆さんはどちらを選ぶべきだと思いますか?
僕はあえて、**「両方」**と言いたいです。ただし、ここで言う「両方」は
単純に好きと得意が一致する仕事を探そう、という話ではありません。
「好き=職業」で考えると、ほぼうまくいかない
例えば、野球が好きな少年がいるとします。このとき多くの人はこう考えます。
「野球が好き → プロ野球選手になりたい」
でも、プロになれるのはほんの一握りです。ここで少し視点を変えてみます。
例えばその少年は、内気な性格ですが、一度興味を持ったことには深くのめり込み、
学問として探究することが得意なタイプだったとします。
この場合、本当に目指すべき道は「プロ野球選手」なのでしょうか。
好きは「領域」で考える
野球が好きというのは、
「野球という領域に関わりたい」
ということです。そう考えると選択肢は一気に広がります。
例えば、
- スポーツ科学を学び、身体の動きやパフォーマンスを研究する
- データ分析によって選手の成績や戦略を支える
- 用具開発でプレーの質を高める
先ほどの少年であれば、
👉 野球 × 学問
という形で、スポーツ科学の道に進む方がよほど適性に合っている可能性があります。
そこに「得意」を掛け合わせる
ここで初めて「得意」が意味を持ちます。好きな領域に、自分の得意で入り込む。
僕の場合、得意なのは「教えること」そのものというよりも、
考えることです。
- 物事を構造化する
- 本質を捉える
- 言語化する
- 新しいことを学び続ける
こうした力です。
職業に自分を合わせるな
僕はもともと学校教員でした。子どもと関わるという意味では「好き」は満たしていましたが、
- 事務作業
- 管理業務
- 生徒指導
なども多く、自分の得意である「考えること」を最大限発揮できる環境ではありませんでした。
そこで気づいたのは、
「職業に自分を合わせるのではなく、自分に職業を合わせるべきだ」
ということです。
フィールドは自分で作れる
僕は「教員」という枠にとどまるのではなく、
- 塾経営
を組み合わせることで、
自分の得意である「考えること」が最大化されるフィールドを作りました。
これは最初から用意されていた職業ではありません。自分で設計したものです。
結論
好きな仕事か、得意な仕事か。
その問いに対する答えは、
「好きな領域 × 得意なスキル」
そしてさらに言えば、
「その掛け算が活きるフィールドを、自分で設計すること」
だと思っています。
最後に
子どもたちを見ていると、
- 好き=その職業になること
- なれなければ終わり
という考えに縛られているケースが多いと感じます。でも本来、選択肢はもっと広い。
好きなものを諦める必要はありません。そのためには受験勉強だけではなく、社会について幅広く学ぶ教養は比較的大事だと思っています。
ただ、入り方を変えればいい。そして場合によっては、
その入り方すら自分で作ればいい。
好きか、得意かで悩む必要はない。
両方を取りにいけばいい。


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