こんにちは。僕は学校教員をやっていたわけですが、定期テストが本当に必要なのかということを思っていました。理由はいくつかあります。
①全教科を同時にやる必要ってありますか?
健康面としても、学習面としても徹夜で勉強は絶対に辞めた方がいいと思っていますが、テストを日数を詰めて行うことってどうしても徹夜で勉強する生徒が出てきますよね?2週間に1科目テストやっていけばよくない?って。それに一夜漬けで勉強した内容なんて頭に残りません。すぐに忘れてしまいます。短期間にたくさんの勉強をするよりも、長期間に少しずつ進める方がいいはずです。
②試験範囲が中途半端になる。
これは作成者側の気持ちですが、キリの悪いところから初めてキリの悪いところで終わってしまいます。この前のテストなんて2次方程式の一部と二次関数の全部と相似な図形の一部。だるって。数学以外はわかりませんが、この問題をいれたい。でもこの部分は範囲外だからだせねえなんてよくあります。単元毎のテストだったらなあって
③評価のためのテスト。
テストとは本来は授業でやっている問題をしっかりとやれば点が取れるぐらいの難易度でいいと思うんです。期間を区切ってテストを実施するから、振り返る勉強をするわけです。しかしテストは成績の大部分を決めます。だから勉強をしっかりとすれば、満点を取れるテストを作ったら成績が偏るという理由で、学習者に適した難易度ではなく評価に適切なテストを作ります。誰のためのテストなのか。
④フィードバックが大事。
テストで1番大事なのはフィードバックです。定期テストで50点差なんて大した差ではないと思っています。全く勉強せずに2ヶ月経ってまた受けたら恐らく大した差にならないからです。大事なのはしっかりと振り返ること。点数が低かったとしても、しっかりと振り返り次に活かすことが出来れば価値があるわけです。出来ないことが出来るようになることが勉強ですから。純粋な実力を測るには模試があるわけですし。
終わった後のテストって生徒がどこまで気にしているのか。期末テストなんてその後に授業も行いませんよね?勉強をさせるためという目的を考えたら再テストなんてしてもいいわけですよ。一度は間違えても、それを振り返り、できるようになったのならばそれも評価したいですよね。
だから僕は各科目で単元テストとして扱えば十分だな〜と思っています。学校の中には定期テストを行わない学校はありますが、ほとんどの学校が慣例として行われています。非合理的だと思いませんか?