よく「1日7時間は勉強するぞー」と目標を立てようとする生徒はいます。しかし、勉強時間を目標にするとあまりうまく行かないケースが多いです。
努力とは忍耐強い人ができるものではありません。例えば定期テストのような短期戦であれば、「やらなきゃヤバい」と気持ちを強く持って臨めば、結果を残すような生徒も多いです。しかし受験勉強のような長期戦では気持ちだけでは厳しいのです。気持ちとは常に上下するものなので、必ず落ちる部分ができてしまうからです。
では、努力できる人は何故、継続できるのでしょうか。1つは目標の立て方が上手だからです。
「1月から過去問をやるとして、11月までにはこの問題集を2週はしたい。ということはこの週までにこの単元を終わらせればいけるから…」のようにゴールから逆算して、やることを決めています。
もうひとつは、習慣の力を使うからです。
「起きている時間はずっと勉強をする」ではなく「朝8時に起きて、9時開館の図書館に行き、夜7時まで勉強する」と言ったように行動を決めています。気持ちが例え乗らなかったとしても図書館にさえ行けば勉強するしかありません。それがしばらく続くと、継続するのに気持ちというコストを払わないで出来るようになります。これが習慣の力です。