世界人口の0.2%しか存在しないのに、ノーベル賞を20%以上取得している民族を知っていますか?ユダヤ人です。世界の大富豪にもユダヤ系の人が多いです。
*この記事ではユダヤの教育を称賛はしていますが、僕は特定の宗教の信仰はありません。
彼らは最強の遺伝子を持ち、先天的に天才が多い民族だったのでしょうか?
いえ、ユダヤ人とはユダヤ教を信仰している人々を指すため、血筋は無関係です。
鍵はユダヤの歴史にあると思います。恐らく学生の皆さんはww2のドイツでの悲劇を彷彿させると思いますが、ユダヤ人はヨーロッパ各国で歴史的に迫害されてきました。富や住居が急に消えてしまうかもしれない。だからこそ絶対に奪われることのない頭脳を大切にしています。彼らはその頭脳を培うもの、すなわち教育に力を入れているのです。
ユダヤの教育の特徴は知的好奇心を引き出すような「なぜ」を考えさせる教育です。「どうしてそう考えたの?」というのがユダヤ人の母親の口癖らしいです。答えを言うのではなく、なぜかを考えさせることによって、知的好奇心を引き出し、思考の訓練を行っているわけです。
「しなさい!」「してはいけません」が口癖の日本人の教員や親とは逆ですね。これらは考えさせることを放棄させるワードですから、極力避けたいですね。思考停止な人間はよほどの才能か偶然がなければ成功の確率は低いと思っています。
学歴における優劣議論には否定派ではありますが、効率よい学習が出来る生徒ほど好奇心が人一倍強いことは否めません。
ここまで書いていて初めて意識しましたが、この塾では、前でひたすらと講義する一斉指導ではなく、「なぜを考えさせる」対話式の個別指導を重視しているのは僕の思想があるかもしれませんね。