数学は暗記科目?

数学は暗記か理解か?様々な意見がありますよね?
実は数学教員間でも派閥があります。

問題を解法をしっかりと暗記したほうが点数をあげられるという人もいれば、概念からしっかりと理解していれば解法なんてたくさん覚えなくても勝手に出てくるものだと。自分が学生時代にどういう勉強方法を取っていたかが指導にも反映されているものだと思います。

僕はどちらかと言えば後者です。ある程度の難関校ではただの解法暗記では太刀打ちできず、いかに数学というものを理解しているかを問う問題が出題されるからです。また単純にこれはこう解く、あれはこう解くと暗記しても面白くないじゃないですか?数学教育の目的を考えると暗記数学というのはナンセンスだとは思っています。

しかし解法暗記を忌み嫌っているかといえば、そうでもありません。生徒のなかには数学は点数が取れずにもう嫌!🤮という状態で入塾される生徒がいます。数学自体が嫌なのではなくて、数学が勉強しても点数が取れないから嫌!🤮という生徒が大半なのです。
そういった生徒が前向きにさせるためには、まずは点数を取らせてあげることが1番重要であると思っています。たとえば「きはじ」、僕はあまり好きではないのですが、公立中の定期テストで10点20点ぐらいで入塾される生徒はそもそも割合の概念がよく分かっていない生徒が多いのです。
そういった場合には手取り早く点数を取ってもらうために公式としての「きはじ」を教えて、「あれ?数学ってそんなに難しくないじゃん」と思ってもらうところからがスタート地点だと思っています。

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