理不尽な車の教習の学科試験

今日まで親と弟と伊豆まで旅行に行ってました。海がすごい好きなんですよね。教員時代は東京にいて車を運転する機会があまりなかったので、長時間の運転が久しぶりでした。

運転してたら車の免許を取りに新潟で免許合宿していたこと、学科試験が理不尽だったことを思い出しました。

「標識のない一般道路では80km/h以上だしてはいけない」⚪︎か×かです。

実際には「表示や標識のない一般道路では60km/h以上だしてはいけない」という道路交通法で定められたルールがあります。だから「標識のない一般道路では80km/h以上だしてはいけない」は必要条件になり、走ってはいけませんから⚪︎だと思うじゃないですか?60km/hがダメなんだから80km/hで走っちゃいけないんですよ。シンプルな論理学で数学Iの範囲でほとんどの高校生やる内容です。

でも正解は×で理由は80km/hではなく60km/hだからとかいうわけですよ。80km/hで走っていいんですか?ベン図を使って、教官に説明したのですが分かってもらえなかったのを覚えています。

恐らく命題の真偽ではなく、以下の文章が法や倫理の求めるものを過不足なく述べているかを求めているわけですよ。公的な試験で論理学に則っていない問題にめちゃくちゃ違和感を感じました。せめてその趣旨を定義してほしい。

そんなこと言ったら「夜は暗くて先が見えにくいので注意して運転をしなくてはならない」→×「注意するのは夜だけでなく昼も」みたいな論理展開もできるわけですよ。そんな言葉遊びのようなことをしたいんですか?試験の目的はなんなんですか?って聞きたい。試験も「こういう捉え方したら×の可能性もできるな」みたいな内容以外の面ばかり気になっていましたね。

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