英語は大変だ

塾では公立中の生徒を指導し、学校では中高一貫校の私立中の中学生を見てきました。

よく「大学入試を考えると中高一貫校に行った方がいいのか」と質問されますが、僕は公立中 → 公立高校でもまったく問題ないと考えています。

特に難関中学に合格できる学力のある子であれば、公立中に進学し、それなりの塾で学べば、公立でも実績のある進学校へ進むことは十分に期待できます。

ただし、公立中に進む場合に一つだけ明確なデメリットがあるとすれば、それは英語力です。

大学入試では文系・理系を問わず、ほぼ必ず英語が課されます。ここ十数年で大学入試において求められる英語力は大きく上がりました。

英検で言えば、公立中では卒業時に3級を取得できれば一応の合格点とされることが多いですが、大学入試を見据えると準2級程度の力は最低限必要だと感じています。

中高一貫校はこの点をよく理解しており、英語にかなり力を入れています。

一方で、正直に言えば数学はどうにでもなります

中高一貫校では高度な内容を扱っているように見えますが、「中学受験の算数ができること」と「大学入試で求められる数学力」はまったくの別物です。

むしろ、早く先取りすることで公式の意味を理解できないまま進み、途中でついていけなくなる生徒も少なくありません。

東大などの最難関を目指すのでなければ、高校1年生から高校数学を本格的に始めても十分に間に合います。

しかし、英語は違います。

特に文系では致命的になりかねません。

理系の場合、数学や物理で点差がつきやすいため、英語が多少苦手でも挽回は可能です。

しかし文系では、国語や社会は点差がつきにくく、英語が合否の8割を決めると言っても過言ではありません。

大学受験を見据えるのであれば、高校入試レベルの英語が解けることに満足するのではなく、

中1で英検3級、中3に上がる頃までに準2級を目指すくらいの先取りが理想だと思います。

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