学校やっていても塾やっていても信じられない指導があります。年度初めに問題集とその解答を配るときに「解答は回収します」という指導です。
僕は生徒には答え合わせは単に「いま間違えた問題が出た時に絶対に落とさないという気持ちで見直しをする」と言ったりします。間違えた問題をそのままにするほど勿体無いことはありません。中華料理屋で例えるなら一生懸命に炒飯を作って最後に食べないで捨てるようなものです。間違えた問題ができるようになっての成長です。
解答を持っていかれたらやりっぱなしで放置になるわけじゃないですか?
いやもちろん写すやつがいるというのはわかりますよ。でもやらない奴がいるってことを前提にしっかりとやっている人の成長の機会を奪うんですかね。そもそも解答あったら写す生徒って解答がなかったら①友達のやったのを写す②白紙③未提出 のどれかですよね?解答ないならしっかりとやるか!って発想があるなら初めからしっかりとやりますよね?デメリットばかり大きくてメリットをあまり感じません。
学力が伸びる生徒の特徴はいろいろあるかもしれませんが、間違えた問題への執着心だと思っています。失敗したときに的確にフィードバックし次は間違えないようにする、これが出来るだけで僕は大きく期待します。むしろ何故子どもたちは勉強をやらされているのかといえば、この能力を培うためという目標もあるんじゃないかって思ったりもします。これができる人間は勉強に限らず、どの分野でも活躍している人が多いですね。