頭いいと成績伸びる?

僕は学校で数学教員をやっていました。

誰もがご存知ですが、学校は集団授業です。40人いれば40人の勉強のスタイルがあります。それらをひとまとめにして授業をしています。先生の人数は限られています。カリキュラムも決まっています。だからそういう形態を取らざるを得ない事情はわかります。

教員になる前も大手集団塾で講師をやっていましたが7割の生徒が出来ているなら進める。 という塾講師マニュアルがありました。学校はそこまで極端ではないでしょうが、個人ではなく全体に焦点を当てる根本の考えは変わりません。

勉強できる生徒とは頭がいい生徒なのか?ずっと僕は疑問を持っています。頭の良さと要領の良さは別だと思っています。要領のいいとは先生の説明を聞いて、似たような問題をスラスラと進められる能力です。学校の授業と相性がいいのは要領のいい生徒です。本当は頭がいいのにポテンシャルを発揮できていない生徒が学校にはたくさんいることに気づきました。頭のいい生徒とは理解できない概念を妥協せずずっと考え続けることができる好奇心溢れる生徒です。でも学校では解決できないまま授業が進んでしまうので、成績に伸び悩むことがあります。本当は頭がいいのに、成績が伸びず自分が頭悪い人間だと思い込んでしまう。

そういった生徒のポテンシャルを引き出すために、超少人数制の塾を立ち上げました。

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