高得点者との些細な差

定期試験でも模試でも毎回それなりに成果を残す人がいます。稀有な才能を持っているか、死に物狂いで勉強していると思われがちです。
確かに模試の全国ランキングに載るレベルで上位の生徒はそうかもしれません。

でも公立中学校で定期テスト80点ぐらい、地元でも偏差値60ぐらいの中堅高校を進学する生徒レベルにはどちらも必要はありません。彼らの多くがやっているある些細なことが安定した得点を叩き出していると思っています。

些細な差とは「復習」です

え、そんなことかよ。って思われるかもしれませんが、復習をしっかりとやることが成績アップに最高の手段です。王道にて最強です。理由は簡単で人間の脳の仕組みが何度も入ってきている情報を大事だと認識するからです。

人間の脳はすべてを覚えられるようには出来ていません。大事な情報を覚えておくためには大事じゃない記憶を忘れるようになっています。多くの中学生に取って「勉強は面白くないもの」と認識しています。これは中学生が悪いのではなく、興味を持つことができない入試のための勉強という側面が悪いと思っています。そんな興味もない内容を一回なぞっただけで覚えられるほうがおかしいです。
本当は記憶の定着には興味を持ってくれるのが1番です。僕もそういう授業をしたいと思ってはいます。でも、それでも興味を持たないのであれば何度も反復するしかありません。人間は授業をしても1週間経てば8割は忘れてしまいます。しかし一回復習すれば1週間経ってもなかなか記憶から消えません。復習をこまめにする生徒が安定した成績を叩き出すことは、学校の先生も塾の先生もそれを経験的に知っていますから、あんなに復習しろ復習しろ言うわけですね。

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