魔神のランプ

塾の役割ってなんだろうな、と考えることがよくあります。

僕は、塾って「魔神のランプ」みたいなものだと思っています。

保護者の方がランプを擦って、子どもが願いを言う。
「成績を上げたい」「志望校に受かりたい」
その願いを叶えるために動くのが、塾です。

なので、塾ってわりとシンプルです。そして願いがはっきりしていればいるほど、力を発揮します。

個人塾だと願いって本当にバラバラです。

内申をとにかく1から3にしたい子もいれば、
学校の勉強はいいから難関私立の入試問題に対応できるようになりたい子もいる。
検定を取りたい子もいれば、教養として数学を身につけたい子もいる。

願いが違えば、当然やることも変わります。なので僕は、教え方もけっこう変えています。ただ、その中で一つだけ共通して思うことがあります。

それは、「なんとなく成績を上げたい」だと弱い、ということです。

できれば、
「ここに受かりたい!」
という形まで、願いを具体化してほしいです。そんな難しく考える必要はありません。

そのために一番早くて効果的なのは実際に動いてみることだと思います。

文化祭に行ってみる。
説明会に行ってみる。
ネットの情報だけじゃなくて、目で見て、耳で聞いて、空気を感じる。

そうすると、毎年いろんな変化が起きます。

「ここ、絶対に行きたい」ってなる子もいれば、
「思ってたのと違うな、別のところも見てみようかな」ってなる子もいる。

ちなみに僕も、高校受験のときは最初は座間高校を目指していたんですが、途中で県立相模原高校に変えました。文化祭に行って、その直感的にこっち行ってみたいなって、そこで勉強量も増やしてなんとかギリギリ合格しました。

実際に知ることで、願いって変わるんですよね。そして経験上、伸びる子には共通点があります。

それは、自分がその学校に通っている姿をちゃんとイメージできていること。

「ここに行きたいなあ」じゃなくて、
「ここに行く。そのためにやる」という状態。

この違い、かなり大きいです。そうやって願いを持てた子は、受験期にぐっと伸びることが多いです。

塾は魔法ではありませんが、願いがはっきりしたとき、その力は一気に強くなります。せっかくランプを持っているなら、ちゃんと願いを言ったほうがいいですよね。

そんなことを考えながら、今日も魔神として切磋琢磨しています。

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