大人が子どもの幸せのためにできること

やるべきことではなく、やりたいことをやったほうがいい。
正規教員として3年間働いていた学校では、みんな素直な性格をしていました。本当にいい子たちでした。ただその弊害として、子どもたちは本当にやりたいことではなく、周りから期待されることばかりを気にしているように感じます。「塾の先生に怒られないように」「友達の輪から外れないように」「親の期待に報いるように」

最近は特に思うのです。
僕はこの記事を書いているのは28才で、同年代の友人たちは、会社に入り新人という身分から脱したぐらいのキャリアです。楽しそうに働いている人もいれば、何かに追われているように生きている人もいます。問題は後者の人間のほうが多く、どちらかというと学生時代に素直で他人の顔色を伺っていた人ほど、大きなストレスを抱えていきています。中には仕事を続けられなくなってしまった人も少なくありません。

そうした背景を考えると「学校教員は子どもたちにどうアプローチするべきか」というのは、学校現場と現実でかけ離れている気がします。
「他人に迷惑をかけるな、嫌なことでも我慢して努力しなさい、決められたルールは守りなさい」ーーーー全体主義の温床です。

すごく口出ししたくなる気持ちはわかります。クラスの付き合いだけの学校の先生ですら感じるのだから、ずっと近い関係でいる保護者の方はもっと感じると思います。子どものいない僕からは想像もできない思いがあるのでしょう。特に学校教員や塾の先生は卒業後に責任を持ちません。親は同義的にはずっと持つわけですから。

ただ、大人は子どもにはどんな状態になって欲しいのか?「周りに迷惑をかけない人間」「自分に優しい人間」「何でも努力できる人間」いやいや、幸せになってほしいという気持ちなんじゃないでしょうか。

そのためにも学校教員も塾の先生も親も
・求められていないアドバイスはしない
・過度に干渉しない
・夢中こそが最高の学びである
・不安になった時に支えとなれるように、普段から関心を持って話を聞いてあげる
・自分自身も自分のしたいことに挑戦して、失敗を恐れずに夢中になれる姿を見せてあげる。

これが個人的な大人5ヶ条です。

この記事を書いた人