理科はすぐ伸びる。数学は少しかかる。

こんにちは。
我が塾では中高生の数学と理科しか教えません。塾といえば英語と数学がメインであとは塾によってまちまちというところが多いですが、僕は得意なところでしか戦いません。中学生は試験前には英語や社会など別の科目も見ることはありますが、基本は理数科目を専門的に扱います。

その中学生の理科と数学なのですが、成績事情は若干異なります。
理科は定期テストはすぐ伸びます。前回29点だったのに今回は80点というのも珍しくはありません。理科は単元が独立しています。電磁気の話をしていたと思ったら次は天気の話なります。理科は学校によって進める進路も異なるのもあり、前の単元が理解できていなくても次の単元には影響はありません。その単元に必要な知識を入れていくだけでも、本人もビックリするような点数を取ることがあります。

一方で数学は時間をかけていって徐々に伸びていきます。数学も単元という考えはありまして、例えば連立方程式のあとに一次関数をやります。しかし一次関数を解く際には連立方程式を利用します。数学は積み重ねの学問ですから前の内容がわかっていないと躓いてしまうところがあるので、個々の学力に応じて過去の内容を振り返っていく必要があります。学校でも過去の内容ができていることを前提に授業は進んでしまうので、置いていかれる生徒は多いんじゃないでしょうか?それに対応しやすいのは個別指導塾のいいところだと思っています。

でも数学は一度軌道に乗ってしまえば、自走しやすくなります。「過去の内容の取りこぼし」が減り、「数学的なセンス」を身につけていければ学校の授業の効率も非常に上がるからです。同じ授業を受けていても身につく能力が生徒によって大きく違うのが数学です。これは才能ではなく、数学をどれぐらい分かっているかという感性だと思っています。僕が丁寧に説明して、その説明通りで答案を書いて点数が取れる状態をゴールにしてはいなくて、「数学的なセンス」を身につけて、生徒自身で進めてもどんどん理解できるという状態を目標にしています。僕のことを「質問に答えてくれる人」ぐらいに認識できるようになった生徒は偏差値70以上になっているでしょう。そうしてくれれば勝ちです。去年、半年で数学の偏差値20ぐらい上げて神奈川県立の双璧のひとつ湘南高校に受かった生徒もそんな感じでしたね。

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