中学生が通う良い塾と悪い塾

中学生が通うような塾には主に4パターンがあると思っています。*注意→だいぶフルスマ宣伝に偏ってます。どの塾にも強みはありますから僕の話を鵜呑みせず、色んなところを体験授業をしてもらって決めてください。


①大手集団塾
②大手個別指導塾
③中小個別指導塾
④自学自習の塾

僕自身は講師としては①②③を経験し、生徒としては①と④(公文)を経験しています。
僕は多くの生徒にとって通う価値が高いのは①と③だと思っています。

まずは集団塾について、中小の集団塾はあまり見ないので除外します。実績を見てみると
神奈川で言えば屈指の公立進学校ツートップの横浜翠嵐高校と湘南高校はほぼ大手の集団塾が占めます。stepを中心に湘ゼミ、臨海が続き神奈川の塾はほぼこの三強状態です。僕の塾は個別指導塾なので、1をなんとか3にしたい中学生から、早慶レベルの大学数学の受験指導にも対応はできます。しかし、大手集団塾で成果を出せている中学生であれば、正直うちの塾じゃなくても大手の集団塾に行くべきだとは思います。進学校に合格するためのノウハウはあまりにも強すぎます。特にstepは強いです。stepは要領の良く問題を捌ける生徒を選抜して、入試や定期テストで出る可能性のある問題パターンを圧倒的な勉強時間でシャワーのように浴びせます。講師も全員が社会人であり、学生講師は1人もいません。これが湘ゼミや臨海との違いです。教える人と営業する人もしっかりと分業され、全てがシステムチックに回っています。昨年度の湘南高校合格者360人252人はstep生で異常です。ちなみにその360人の1人はフルスマ生です(ここ大事)。先月お茶してきましたが元気そうで良かったです。

でも僕は生徒としては湘ゼミに、講師としては臨海に行っていましたが、みんながみんな集団塾に行くべきとは思っていません。学校の授業についていけない生徒が大手の集団塾に行ったとしてもついていけない可能性は少なくありません。これは能力ではなくタイプの問題だと思っています。いくら頭が良かったとしても、集団で話を聞くのが苦手なタイプは少なくありません。僕もそうです、集団だと気が散って人の話など聞いてられません。
学校では1人で40人相手に授業が行われているので、とても一人ひとりに向き合われることはありません。僕は学校教員としてはやる気もあって頭も良いのに成績が伸びない生徒を学校でたくさん見てきて、自分で個別指導塾を作りたいと思いました。個別指導塾はそうした強みがあります。

では②大手個別塾か③中小個別塾かという話ですが、テレビでcmを出すような大手個別塾はあまりオススメしません。というよりも僕が倒したいと一方的に敵視している相手は②大手個別塾です。そういう所は講師はほぼ学生です。もちろん優秀な学生が一定数いることは事実ですが、やはり当たり外れは大きいです。テスト前に、自分の大学のテストがあるからと普段見ている先生がいなくなることもあります。また個別指導をウリにして1人で5人の生徒を担当したりもしますが、正直回らねえと。人件費をケチり、余ったお金は広告宣伝費に回します。僕的には質の悪い塾ほど広告宣伝費の割合が高い傾向があると思っています。1コマ○○円!と魅力的な値段に飛びつきたい気持ちは理解できますが、不必要に講座を取らせ、不安を煽り、そのお金でさらなる集客です。大手のフランチャイズに加入していれば、大元にかなり高額なロイヤリティを払わなければならないので(月謝の半額を取られるところも)、中小個別塾と同じようなサービスをしていたら破綻してしまうのです。大手集団塾は実績で勝負しますし、中小個別では口コミやsnsなどでそこまでお金をかけなくても集まりますから。フルスマもほぼ紹介かインスタ経由です。

④自学自習系の塾
これも①と同じでここで成果を残せている生徒は元々勉強する能力が高い生徒が多いです。本当は僕も人に教えてもらうより、習うより慣れろと自分で試行錯誤していくのがベストだと思っているのでけっこう好きです。僕も小学生のときに公文をやり、計算が誰よりも早くできるようになり、中学の数学ではかなり恩恵もあったので感謝しています。しかし本題の学校でついて来れない子が、④に行き成績を伸ばせるかといえば微妙な感じです。中学受験をしない小学生低学年中学年にはお手軽で取っ付きやすく良いとは思います。


あともう一点伝えるとすれば…
ぶっちゃけた話、高校入試はstepのように出る全パターンを詰め込めば成績は伸び、要領の良い子であれば進学校には受かります。僕の母校の県立相模原でも8割ほどが元step生でした。しかし、彼らにも弱点がありそれを象徴するような口癖が「この問題知らない」です。高校入試と違い、大学入試では学問の根本の理解を問うような問題が出てきます。僕は高校入試ではたいへん苦労し県相には何とかギリギリで合格でしたが、大学入試は高校入試ほど勉強せずに理系科目であれば県相でもトップクラスの成績でした。常に「なぜ」を考え続けてきたからだと思っています。詰め込みは高校受験の先を考えると非効率だと思っています。

もっと言えば大学受験ですら、人生という広い目でみれば鼻くそのようなものです。
僕は学校の正規教員を辞め、学習塾に畑を変えましたが、きっと根本は学校寄りの発想です。受験は目的ではなく、手段に過ぎません。僕は生徒が思考するプロセスが大事だと思っていますから多くても1on2で授業して、必ず考え方を説明させます。
宿題をしっかりとやってきてさえいえば、授業でたくさんの演習を詰め込まなくても成績は伸びてきます。先週、生徒に言われたセリフがあります。「今まで学校の授業が苦痛だったけど、いまでは友達に教えることが増えてきた」です。これが僕の目標です。数字を使って考えることに抵抗が出来てしまうとこれは一生引きずります。だから少しでも数字で考えることに慣れてくれれば、どの道に進むにしても手助けになるかなぁと期待しています。



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