you play with the cards you’re dealt

好きな名言とかってありますか?僕はスヌーピーのこのセリフですね。自分が中3のときに学校の英語の教科書でスヌーピーを題材にした文章があり、そこで初めて知りました。スヌーピーって漫画はアンパンマンとかドラえもんとかそれと同じポジションだと思っていたのですが、意外と濃いこと言ってたりするんですよね。そもそも日本の漫画だと当時は思っていました。

そこで出てきたのがこのセリフです。
意味はわかります?
公式の和訳で言えば
「配られたカードで勝負するっきゃないのさ」

いきなり自慢しますが僕はかなり頭がいいです。というよりも考えることが好きなので、あれやこれや調べるうちに自分の中の点と点が繋がっていく感覚が好きでどんどんとのめり込んでいきます。高校生ぐらいのときまでは成績もイマイチでゲームとカードの知識ばかり蓄えていましたが、社会人になってあたりから、この世界にはまだ知らない面白いことがたくさんあることに気づき、ゲームからそちらに興味が移りいつの間にか博識だと思われることが多くなってきました。その反面、苦手なことが多いんです。普通に会社でサラリーマンをしていれば恐らく苦手なことの方が多く、業務をこなすというのはすぐ集中力が乱れますし、ルーティーンを守ることはできません。たぶん「普通の仕事」をやっていくには総合的な能力値はきっと低いのでしょう。

でも大人の世界はいい世界だなと思っています。自分が有利な戦場に行き、自分の素質や興味に合わせた道を選び、自分が培った力で勝負すればいいわけですから。わざわざ苦手なところで戦う必要はありません。自分にとっては教員のなかでも勉強が苦手な子に教えることが得意だったのと、経営や法律などの調べるくせを自分のビジネスに活かすということで手始めに塾+経営ということで塾開業を選びました。

それに対して中高生は大変だと思います。評価されることがあるのは、ペーパーテストで点数を取ることぐらい。部活も大事だと言われることも多いでしょうが、なんやかんやで学生の主戦場は学業です。それも何に使うかよくわからないような評価しやすいように改造された面白くないペーパーテスト。得意なことがあることよりも、苦手なことがないように努力することが美徳とされる風潮。嫌になっちゃいますよね。

ただこのスヌーピーのセリフを見て、誤解してほしくないのは自分が持っているカードとは持っているだけじゃ使い物にならないことです。いくら得意な素質があったとしても磨いていかないとモノになりません。僕だって今は講師界隈で言えば上位1%に入る授業力があると自分では思っていますが、教育実習の時はぜんぜん大したことありませんでしたからね。何もしなくてもそれなりにこなせるのはただただ器用なだけで才能ではありません。
「僕は何のカードも持っていないんじゃないか…」
何ごともまずは行動をしてからです。本気で行動しても熱中できないなと思ったらささっと別の興味を持ったことに移るべきだとは思います。時間が経てば変わることもありますし。本当に熱中して何かに取り組めていれば、むしろ努力に対する成果なんて気にならなくなります。だからこそ「カードが何も持っていない」と思ってしまうのは、その道を進むにしても、他の道を進むにしても、のめり込めていない証だと思っています。本当に熱中できていれば他人と比べて才能があるとかないとかどーでもいい話です。

苦手なことを頑張ることよりも、
1自分の得意なことを見つけること。
2自分の得意を活かせる環境をつくること
3自分の得意を磨くこと

が大事だと思います。
特に2自分の得意を活かせる環境をつくること が欠けている人が多いように思えます。
あなたは深海魚なのになんで山に住んでんだ?という感じです。
それに必要なのは常識に引っ張られない論理的思考力だと思います。つまり数学です。


ただ苦手なことでも頑張った方がいいこともあると思います。例えばバスケをやると決めた時にドリブルが苦手というのは致命的ですよね。もちろんポジションによってはドリブルの重要度には差があるとは思いますが、バスケをする以上ドリブルから避けることはできません。

生きていく上で多くの人に必要なドリブルのようなポジションは数学力だと思います。(結局それかよ)
僕は平均点をとれなきゃ価値がないとは言いません。去年よりもプラス少し、頑張ればその分の点数は上がると思います。多くの子どもたちになぜ数学嫌いが多いかと言えば、「わからないから」に尽きると思います。数学はできるけど嫌いという人は見たことがありません。誰だって努力が成果に結び付かなきゃ面白いはずがありません。
数字で考える、論理的に考える、このプロセスを嫌いにならないでほしいです。数字で考えることを放棄する癖がついてしまうと色々と損するわけです。自分だけじゃなくていつか大事な人ができた時に賢く生きていくために、僕は数学楽しいなって思えるように点数をとらせてあげたい。

ぶっちゃけ数学以外は趣味です。英語も理科も社会も身につくことは知識です。数学は知識ではなく思考力を鍛える手段なので、他教科と科目としての格が違います。

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