“円周率が3.05より大きいことを証明せよ” 東京大学2003年の問題です。
当時では僕ら平成前半生まれはゆとり世代と「これだからゆとりは」ってたびたび馬鹿にされていました。その代表例として「あいつらは円周率を3.14でなくて3で習っている」でした。指導要領に「状況に応じて3としてもいい」みたいな文言がついただけで実際問題3で習いましたが…
でも実際には3でも3.14でもどちらでもないです。馬鹿にしている人は円周率とはそもそもどういう意味をもつ値なのかってことを本当に理解しているか?というある種のメッセージ性をこの東大の問題から感じました。
本塾の指導方針であるフルスマ式数学では問題の解き方を詰め込むのではなく、「円周率ってそもそもどういう意味なの?」「この公式はなんで成り立つの?」というそもそもの土台形成を大事にしています。この基礎の土台がしっかりと作れていれば問題集もスムーズに解き進めることもでき、東大のような解法の糸口を見つけるような問題にも対応できる演習力を身につけることができます。