今年度の中高生の募集を終了しました。|フルスマが小さな塾であり続ける理由

ありがたいことに、フルスマでは今年度の中高生の募集を終了しました。

小学生の授業や土曜日の臨時コマ、オンライン授業などにはまだ空きがありますが、メインとなる中高生の通常授業は定員いっぱいとなりました。一月まではこのメンバーでやっていきますので2月からですね募集は。

うちの塾は、チラシを配ったり、有料広告を出したりしているわけではありません。生徒の半分ほどがご紹介、3割ほどがInstagram、残りがその他の経路から来てくれています。

特に、通ってくださっているご家庭からの紹介が多いことは、本当にありがたく思っています。普通だったら、ここで人を雇ったり、教室を増やしたりして、塾を大きくしていこうと考えるのかもしれません。

でも、僕はもともと塾のマネジメントがしたくて、この仕事を始めたわけではありません。

僕自身が、これからも最前線に立ち続けたいと思っています。

集団授業に切り替えたり、講師を雇ったりすれば、もっと多くの生徒を受け入れられるかもしれません。でも、それではフルスマのコンセプトが少しずつぶれてしまうような気がしています。誤解を恐れずに言えば、僕は放っておいても勉強ができる子には、そこまで興味がありません。

自分でどんどん勉強を進められる子もいますし、周囲と競い合うことで、さらに学力を伸ばしていく子もいます。そういう子にとっては、ステップや湘南ゼミナールのような集団塾の方が向いている場合もあると思います。

ただ、これは学力の高い子がフルスマに向いていないという話ではありません。現に、フルスマには超がつくほどの進学校に通っている生徒もいます。

その生徒の授業では、僕が一方的に何かを教えることはほとんどありません。本人が自分で勉強を進め、分からないところを質問する。僕はひたすらその質問に答えていく。

それだけです。でも、その生徒にとっては、それが一番適した勉強方法なんです。

反対に、一から丁寧に説明した方が理解できる生徒もいれば、何度も演習を繰り返すことで力をつける生徒もいます。

人によって、適した勉強方法なんてまちまちです。

そして、僕が学校教員をしていた頃から感じているのは、頭の良し悪しと、学校の集団授業についていけるかどうかは、必ずしも一致しないということです。

学校の授業をうまくこなせるかどうかは、理解力だけでなく、性格や学習スタイルとの相性にも大きく左右されます。

学校の授業は、基本的に集団で進みます。まだ理解できていなくても、授業は先へ進んでいきます。

反対に、すでに理解している内容でも、みんなと同じペースで進まなければなりません。本当は理解力がある。じっくり考えれば難しい問題だって解ける。

でも、自分のペースで考えることと、学校の集団授業の進み方が相性の悪い子もいます。一度分からなくなると、次の内容も分からなくなる。

そうして、いつの間にか「自分は数学が苦手なんだ」と思い込んでしまう。

僕は、そういう生徒を学校で何人も見てきました。

その子の理解力に問題があるのではなく、学ぶ環境が合っていないだけかもしれません。

逆に、自分に合った学び方を見つけることで、もともと持っていた可能性をもっともっと引き出せる子もいます。

だからこそ、フルスマでは一人ひとりの理解度に合わせて授業を進めることを大切にしています。

分からなければ、前の単元に戻ればいい。

一度の説明で理解できなければ、別の説明をすればいい。

理解できているなら、どんどん先に進めばいい。

そして、ただ説明を聞いて終わるのではなく、生徒自身に説明してもらうことで、本当に理解できているかを確認する。

僕が大切にしたいのは、学力によって生徒を分けることではなく、その子に合った学び方を一緒に見つけることです。

フルスマは、学校の集団授業とうまく噛み合わない生徒たちにとっての、セーフティネットのような存在でありたいと思っています。

特に、中学校の数学くらいは、できるだけ多くの子に理解して卒業してほしいと思っています。

全員が高校数学を得意になる必要はないでしょう。

難関大学を目指す必要もありません。

でも、中学校で学ぶ数学には、割合や比例、方程式、関数、図形、確率など、物事を数量的・論理的に考えるための基礎が詰まっています。

数学が分からないという理由だけで、将来の進路や職業の選択肢を狭めてしまうのは、もったいないと思うんです。

だから、学校の授業についていけなくなった子にも、もう一度数学を理解する機会を作りたい。

同時に、得意な子には、もっと難しい問題に挑戦して、自分でも気づいていなかった可能性を引き出してほしい。

苦手を克服することも、得意をさらに伸ばすことも、その子に合った学び方があってこそだと思っています。

こうした授業を続けるためには、僕自身が生徒一人ひとりの理解度や考え方を把握している必要があります。

だから、自分が責任を持って見られる人数には限界があります。せっかくお問い合わせをいただいても、お断りしなければならないことは、本当に心苦しく思っています。

でも、だからといって、僕が直接教えられる生徒だけに教育を届けたいわけではありません。

今は、数学のWeb教材「みんなの数学」を開発しています。

公式や解き方をただ暗記するのではなく、図やアニメーションを操作しながら、数学の仕組みを自分のペースで理解できる教材です。

学校の授業では理解できなかったことも、別の説明や別の学び方なら理解できるかもしれません。

塾の座席数には限りがあります。

僕自身が一日に教えられる人数にも限りがあります。

でも、教材なら、その限界を超えられるかもしれません。

塾を大きくすることよりも、自分の教育をもっと遠くまで届けること。

今はそちらの方に興味があります。

これからもフルスマは、僕自身が一人ひとりと向き合う、小さな個別指導塾であり続けたいと思っています。

小学生の授業や土曜日、オンライン授業については、引き続きお問い合わせいただけます。

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